生温い話ばかりです…
2010.01.28,Thu
なんであんたはそんなに泣いているのと、よく訊かれたのでとりあえず書いてみます。
どこがいちばん耐えられない(涙を我慢できない)と言って、最大は「これは生きるか死ぬかの~」の歌です。
リョマ→幸村さん以外全員→幸村さんとたたみかけられる歌のなかで、ここに来るともう本当にだめ。
最後、天衣無縫の極みがなんだ!は、本当に幸村さんが心の底から思っていることだったんだろうなあと思うとまた泣けます。
生きているただそれだけを讃える合唱の最後は、あんまりに皮肉だと思いました…
もともと、原作であれだけ辛かったシーンなんだから、実際目の前でやられたら泣くだろうなあと思ってはいたんですよ。
だから今公演最初の一回は、そりゃあ重装備で向かいました。でかいマスク付けてね!
どんだけ泣き崩れても、帰りの電車は大丈夫!隣りの人は気持ち悪い人だって思ってくれればok!!だってぼっちだもん!!!という身も心も重装備。
いやでも本当…初回はまだしもこんな毎回観る度に泣くとは思わなかったですが…
大阪10日昼は、はじめての方と一緒だからできるだけ気を付けよう気を付けようとか思っていたら、ぼっち観劇になった夜の回で久し振りに号泣しました…キモっ……
お陰で肝が据わって、翌11日昼は心置きなく泣きました。キモイ。
それはいいとして。
リョマが真っ暗な場所から抜け出してきて、光り輝きながらテニスたのしー!!ねー!!!と高らかに歌い上げた瞬間から、幸村さんの顔は見えなくなります。
この演出がね、もうね、巧すぎてね……
低くラケットを構えて、打音に首だけを動かし反応して、幸村さんは何度か小さく首を振ります。
信じられないそんなことはありえない嘘だ、そういうことを考えたがる自分を振り払っているんだと、勝手に考えて観ています。
まさか、そんな、馬鹿な、ありえない、まぐれだ、どれも幸村さんの中には生まれた筈です。だって幸村さんは自分のテニスに絶対の信頼がある。それこそ、立海テニス部の誰より真田よりも、幸村さんが「幸村のテニス」をいちばん信じている。
信じているから、それを持っていちばん大好きな愛している立海に戻ってきたのだと思います。いちばん好きだから、自分が持ってるいちばん大切なものを、テニスを、幸村さんはあげたかったんだと思う。分かり易い三連覇という形で(まあ三連覇を目指したのは真田ですが、それはまた別の話で)。
だから、信頼しているからこそ、目の前で起こっていることから目を逸らして安易な逃げ道に縋ることを幸村さんは許さなかった。
何度も首を振る幸村さんは、それこそが幸村さんの強さを表わしているんだと思います。
確かに試合前半、幸村さんは圧倒的な強さを見せます。神の子に相応しい、容赦のない、手加減や妥協のないテニス。
でも幸村さんの、今回の試合の真骨頂は後半だと思うんですよ。負けてからを言うなんて負け惜しみかもしれないけれど。
でも試合後半のシーンに何度も泣かされているのは事実なわけで。押されて、点差が縮まってなくなって逆転されて、そしてようやくリョマに食らいついていけるようになった幸村さんが、本当にほんとうに素晴らしい。
この人にとって、テニスは別に輝けるものではないし楽しくもない、それでも自分の中での最上にあることは違いないんです。
だからその最上の中でも更に一番上を、幸村さんは手に入れたかった。テニスの最後の扉である天衣無縫をリョマが目指したように、幸村さんは全国三連覇を欲しがった。だってそれが最上なんだから当然です。
幸村さんとリョマは同じコートに立ちながら、目指すものが全く違っているんだよなあと泣きくれてぼんやりする頭で思ったものです。
でも違っているからって、それが全く別の場所にあるって事ではないのです。少なくとも両方テニスではあるんだから。
リョマが手にした物が、幸村さんの手にも与えられることを(その名前が天衣無縫や三連覇でないとしても)願いながらいつもばんざい!を聴きます。
よかったね青学……
話をすこし戻すと、幸村さんが大好きで愛していて大切に思っている立海テニス部も真田も、幸村さんを完全に理解しているわけではないと思っています。
幸村さんが思うほど、みんな幸村さんを信じても愛してもいないかも知れない。真田の「幸村が負ける…?」の呟きや、途中目を逸らす赤也、そしてなによりリョマのコーラスに幸村さん以外の全員が加わっていることがその証拠になるかもしれません。
だからこそ、仁王の台詞が本当に嬉しかったし(今からでもいいから、あれ立海内で持ち回りにしてくれないかしら……)真田の勝たんか!は本当に本当になくてはならない言葉だと思います。
幸村さんが抱えている立海に対する大きな愛、負い目と言い換えられるかも知れない勝利への執着を、真田が肯定して後押ししてくれたのが嬉しい。真田しかそれは許されないし、真田以外に思い付かないと思う。
頑張れとか負けるなはいくらでも口にできると思うし、そんな負荷でもない。ましてや幸村さんは気にもならないでしょう。でも勝て!は意味が違う。
負けると思うときまでは負けていないていう、所謂悔し紛れの捨て台詞があるけど、勝利はそういう事じゃないでしょう。相手が敗北してはじめて勝利がある。真田が幸村さんにそれを強いたっていうのが大事。
ここではじめて、真田は幸村さんがいる場所にまで来てくれたんじゃないか。っていうのは夢を見過ぎかもしれない。
でもなんかこのシーンは、やっぱり何度観ても嬉しい。幸村さんよかったねと思う。
幸村さんも嬉しいと、思うんですが…
最後の、立海授与式。
ここの幸村さんは、だから勝手にアンサーと思っています。
真田が勝たんか!て言ってくれたから、幸村さんは真田の名前を呼んだんじゃないかなあと。
ああ知ってますよ演出ですよシナリオですよ?でもそう言うのとは別の所でさ。
幸村さんは、真田の名前を呼びたかったんじゃないかなーと勝手に思っているシーンです。
なんか授与式の辺りはまた後日追加します。
とりあえず今日はここまで。(書きすぎた…)
どこがいちばん耐えられない(涙を我慢できない)と言って、最大は「これは生きるか死ぬかの~」の歌です。
リョマ→幸村さん以外全員→幸村さんとたたみかけられる歌のなかで、ここに来るともう本当にだめ。
最後、天衣無縫の極みがなんだ!は、本当に幸村さんが心の底から思っていることだったんだろうなあと思うとまた泣けます。
生きているただそれだけを讃える合唱の最後は、あんまりに皮肉だと思いました…
もともと、原作であれだけ辛かったシーンなんだから、実際目の前でやられたら泣くだろうなあと思ってはいたんですよ。
だから今公演最初の一回は、そりゃあ重装備で向かいました。でかいマスク付けてね!
どんだけ泣き崩れても、帰りの電車は大丈夫!隣りの人は気持ち悪い人だって思ってくれればok!!だってぼっちだもん!!!という身も心も重装備。
いやでも本当…初回はまだしもこんな毎回観る度に泣くとは思わなかったですが…
大阪10日昼は、はじめての方と一緒だからできるだけ気を付けよう気を付けようとか思っていたら、ぼっち観劇になった夜の回で久し振りに号泣しました…キモっ……
お陰で肝が据わって、翌11日昼は心置きなく泣きました。キモイ。
それはいいとして。
リョマが真っ暗な場所から抜け出してきて、光り輝きながらテニスたのしー!!ねー!!!と高らかに歌い上げた瞬間から、幸村さんの顔は見えなくなります。
この演出がね、もうね、巧すぎてね……
低くラケットを構えて、打音に首だけを動かし反応して、幸村さんは何度か小さく首を振ります。
信じられないそんなことはありえない嘘だ、そういうことを考えたがる自分を振り払っているんだと、勝手に考えて観ています。
まさか、そんな、馬鹿な、ありえない、まぐれだ、どれも幸村さんの中には生まれた筈です。だって幸村さんは自分のテニスに絶対の信頼がある。それこそ、立海テニス部の誰より真田よりも、幸村さんが「幸村のテニス」をいちばん信じている。
信じているから、それを持っていちばん大好きな愛している立海に戻ってきたのだと思います。いちばん好きだから、自分が持ってるいちばん大切なものを、テニスを、幸村さんはあげたかったんだと思う。分かり易い三連覇という形で(まあ三連覇を目指したのは真田ですが、それはまた別の話で)。
だから、信頼しているからこそ、目の前で起こっていることから目を逸らして安易な逃げ道に縋ることを幸村さんは許さなかった。
何度も首を振る幸村さんは、それこそが幸村さんの強さを表わしているんだと思います。
確かに試合前半、幸村さんは圧倒的な強さを見せます。神の子に相応しい、容赦のない、手加減や妥協のないテニス。
でも幸村さんの、今回の試合の真骨頂は後半だと思うんですよ。負けてからを言うなんて負け惜しみかもしれないけれど。
でも試合後半のシーンに何度も泣かされているのは事実なわけで。押されて、点差が縮まってなくなって逆転されて、そしてようやくリョマに食らいついていけるようになった幸村さんが、本当にほんとうに素晴らしい。
この人にとって、テニスは別に輝けるものではないし楽しくもない、それでも自分の中での最上にあることは違いないんです。
だからその最上の中でも更に一番上を、幸村さんは手に入れたかった。テニスの最後の扉である天衣無縫をリョマが目指したように、幸村さんは全国三連覇を欲しがった。だってそれが最上なんだから当然です。
幸村さんとリョマは同じコートに立ちながら、目指すものが全く違っているんだよなあと泣きくれてぼんやりする頭で思ったものです。
でも違っているからって、それが全く別の場所にあるって事ではないのです。少なくとも両方テニスではあるんだから。
リョマが手にした物が、幸村さんの手にも与えられることを(その名前が天衣無縫や三連覇でないとしても)願いながらいつもばんざい!を聴きます。
よかったね青学……
話をすこし戻すと、幸村さんが大好きで愛していて大切に思っている立海テニス部も真田も、幸村さんを完全に理解しているわけではないと思っています。
幸村さんが思うほど、みんな幸村さんを信じても愛してもいないかも知れない。真田の「幸村が負ける…?」の呟きや、途中目を逸らす赤也、そしてなによりリョマのコーラスに幸村さん以外の全員が加わっていることがその証拠になるかもしれません。
だからこそ、仁王の台詞が本当に嬉しかったし(今からでもいいから、あれ立海内で持ち回りにしてくれないかしら……)真田の勝たんか!は本当に本当になくてはならない言葉だと思います。
幸村さんが抱えている立海に対する大きな愛、負い目と言い換えられるかも知れない勝利への執着を、真田が肯定して後押ししてくれたのが嬉しい。真田しかそれは許されないし、真田以外に思い付かないと思う。
頑張れとか負けるなはいくらでも口にできると思うし、そんな負荷でもない。ましてや幸村さんは気にもならないでしょう。でも勝て!は意味が違う。
負けると思うときまでは負けていないていう、所謂悔し紛れの捨て台詞があるけど、勝利はそういう事じゃないでしょう。相手が敗北してはじめて勝利がある。真田が幸村さんにそれを強いたっていうのが大事。
ここではじめて、真田は幸村さんがいる場所にまで来てくれたんじゃないか。っていうのは夢を見過ぎかもしれない。
でもなんかこのシーンは、やっぱり何度観ても嬉しい。幸村さんよかったねと思う。
幸村さんも嬉しいと、思うんですが…
最後の、立海授与式。
ここの幸村さんは、だから勝手にアンサーと思っています。
真田が勝たんか!て言ってくれたから、幸村さんは真田の名前を呼んだんじゃないかなあと。
ああ知ってますよ演出ですよシナリオですよ?でもそう言うのとは別の所でさ。
幸村さんは、真田の名前を呼びたかったんじゃないかなーと勝手に思っているシーンです。
なんか授与式の辺りはまた後日追加します。
とりあえず今日はここまで。(書きすぎた…)
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Contents
novels(幸真main
いただきます(0305up
information(0420up
日記もどき
└テニミュレポ①(1011up
レポ
2nd立海(0916
幸村イブ(6/15-16,29)
2nd
└不動峰戦(東京公演)1-不動峰戦(東京公演)2-不動峰戦(凱旋公演)
└ルド山戦(まとめて)
中の人について
いただきます(0305up
information(0420up
日記もどき
└テニミュレポ①(1011up
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2nd立海(0916
幸村イブ(6/15-16,29)
2nd
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